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チェブロ☆

12/14 試合報告

投稿日時:2014/12/17(水) 18:31


夢にまでみた日本一。

その切符を手にいれるための

大きな舞台。

全日本選手権準決勝。

5年ぶりの出場。



晴れ、大井第二球技場。



結論から言おう。

この日、CHELは敗北した。



いつものように

各々が

万全の準備をし



全員で迎えた、試合の日。

この試合からベンチ登録は20名となることから

当然、試合に出れない選手もいる。



登録選手は、ベンチメンバーを想い、

気持ちを背負っての試合となる。

試合というフィールドには立てなくても



自分ができうる最高の役割を見つけて

自ら実行する

今年のメンバー。



ベンチワーク、トレーナー

すべてにおいて



準備されつくされた

頼もしい仲間だったように思う。



では

なぜ負けたのか。



努力が足りなかったのだろうか?



慢心があったのだろうか?



大学生4年間の想いと

さらに倍、いやそれ以上の想いを背負った気持ちが



学生より足りなかったのだろうか?



試合中に



仲間の声が



ベンチの声が聞こえなかったのだろうか?



きっと、そうじゃない。




試合開始。



CHELは圧倒的な強さで最初の10分

試合をコントロールしていた。


 

あわてることなく



 

多少のミスも

カバーしきれる



 

試合運びだったように思う。




この舞台までたどり着く

数々の試合の勝敗や内容は

決してパーフェクトではないけれど



着実に個々が成長し

信頼しあい



チームとして実直に学び、修正し

大きく飛躍をとげた年であったのは間違いない。



ペースを徐々に取り戻し

自分達のペースを掴んできた明治大学は



前半を終えて

静かに同点に追いついてきた。

4-4の折り返し。



後半、自らのミスにより

ちょっとずつ歯車がずれたCHEL。



決めなくてはいけないところで

決めきれず



相手はしっかりと決めきる。

逆転を許し

7-4と差は広がっていく。



それでも

圧倒的な技術力やパフォーマンスは

十分、脅威であったはずだ。



泥にまみれるボールへの執着心



個の強みを武器に



経験と精神力で



巻き返しをはかる。

試合ラスト3分、3点差。



追いつけない点差ではなく

追いつけるスポーツがラクロスだ。



1つのボールに

29人全員の気持ちと



応援してくれた人の気持ちが重なる瞬間。

味方の死守からの、1点返し。

7-5、あと2点。



そして

最後のタイムアウト。

ラスト2分。



たくさんの声が飛び交う

ラスト1分。



勝利への執念。



たくさんの想いを知っているからこそ

ありったけの力を



出し切ったと思う。



ラスト1分。



どうしても勝ちたかった、今年。



どうしても笑顔で終わりたかった。



無常の、そして無念の

ホイッスル。

夢が消える、笛の音。



冒頭にあげた

数々の疑問への答えを探すならば。

努力は必ずしも報われるものではない。

それがスポーツで

それが勝負だ。



だからなおさら

その熱意と魂に

それらがおりなす数々のドラマに

人々は共感し、魅了されるのだ。



かつては交代要員もなく



空席だらけだった応援席も今年は

CHELカラーで一杯であった。



その声援に何度助けられ

勇気をいただいたか。

その応援に

少しでも応えることができたのだろうか。

たくさんの感謝を返すことができたのだろうか。



ありがとう。



ありったけの感謝を

貴方にも。



貴方達にも



心から



深く深くありがとう。



何より一緒に戦ってくれた仲間に

より高いサンキューとハイタッチを。


そして

このブログを読んでくださってる貴方にも。

ありったけのありがとうを。





目の前で散った、日本一。

その山はやはり高く、険しい。

夢は夢で終わるのだろうか?



「夢は逃げない、逃げるのは君だ。」

夢を遂げた人の言葉は深く、そして厳しい。

とことん!!